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2022/05/05
Handmade MAKERS' 出展作品いろいろ
本来は、作品ギャラリーでご紹介するはずなのですが…。
というか、ほんとうは出展前にご紹介できれば良かったのですが(^ ^;)
糸編み花屋にも出品しますので、取り急ぎ。
HandmadeMAKERS' のために制作した作品、いろいろです。
さくらと野の花の、春景色のリースです。
さくらもいろいろ。ソメイヨシノだけでなく、紅い葉っぱが一緒に出るヤマザクラ、少し大きめで、白い花が清楚なオオシマザクラを合わせました。
菜の花にれんげそう、ふきのとうにつくしなど、春の野の花もたくさん。モンシロチョウにあおむし、てんとう虫、ありなど、小さな虫たちもあちこちに隠れています。
春のものを盛りだくさん詰め込んだ、春景色のリースです。
リースにもなっている、ソメイヨシノ、菜の花、れんげそうをコサージュにもしました。
おなじみのたんぽぽ、すみれ、ひなげし、しろつめくさは今回も。いつもよりちいさめに作った、かわいらしいサイズのコサージュです。
ちいさくても、細部はていねいに作りこんでいます。
野草シリーズ。おおばこにこめつぶつめくさ、はるじおんにほとけのざ、と雑草らしいマイナーな花をいろいろ作りました。
こめつぶつめくさは、今回のお気に入りです(* ゚∀゚)
今回特にがんばって作ったのが、標本画ふうコサージュシリーズです。
つぼみや種の様子、花びらや花芯の構造など、植物図鑑のように描いた標本画が大好きなので…。かぎ針編みで再現できないかと思い。
メインの花はピンがついていて、コサージュになっています。使わないときは立てて飾って置ける仕組みです。
なかなか、図鑑ぽく仕上がったかな、と思っております(*^ ^*)
ふだん、ばらのようなお花らしいお花は、あまり作らないのですが。
植物らしさ、というところに着目して作ってみたいなぁ…と急に思い、ばらを作ってみたのでした。
野ばらでない、八重咲きのちゃんとしたばらはこれがはじめてです。
芯から外側に淡くなっていく、幾重にも巻いた花びらはもちろん編むのがたいへんだったのですが、茎のとげとげや葉っぱのぎざぎざ、ガクのふくらみ(後に実になるところです)など、ばらの植物らしいところは表現できたかな、と思います。
虫を呼び寄せるところも植物だと思うので…。ピンクのばらにはありが、白いばらには蝶(ツマグロヒョウモンのつもりです)がとまっています。
きれいなばかりでない、植物らしく、生きものらしいばらの姿を表現しました。
おおばこやはるじおんなど、売れてしまったものもあるのですが…。
残ったものは「糸編み花屋」にて販売いたしますので、よろしければぜひ、ご覧になってくださいませm(_ _)m
2022/05/05
Handmade MAKERS'2022 に出展してきました
先週金曜日、東京ビッグサイトにて行われたHandmade MAKERS'2022 に出展してまいりました。(正しくは、minneも参加していたのでHandmade MAKERS' with minne byGMOペパボと言うのですが、いいかげん長たらしいので…(^ ^;))
コロナ禍の脅威も残るなか、3日目の金曜日はあいにくの雨模様と言うこともあり、例年のような賑わいはなかったのですが、ひさしぶりのお客さまにお会いできたり、懐かしいかたが来てくださったりとても楽しい出展でした(*^ ^*)
売れ行きのほうは、あまり思わしくなくて、いつものようにお店を放り出してうろうろすることもできず、その辺は心残りなのですが(; ゚∀゚)
来てくださった皆さま、作品をお買い上げくださった皆さまに、心からお礼申し上げますm(_ _)m
去年の春のてづバ以来の出展だったので、ずいぶんひさしぶりだったのでした。考えてみれば、’20年からコロナが流行り始めたので、東京で出展したのは、’19年秋のデザインフェスタ以来、実に2年半ぶりだったのでした…。勝手が分からなくなっているはずです(; ゚∀゚)
しょっちゅう出展していると、ルーティン化してきて慣れてくる部分もあるのですが…。今回は、あれやこれやと忘れ物も多く、準備にも手間取ったり、いっぱいいっぱいで不手際ばかりだったのでした。用意するものなどは、あらかじめリストアップしておくといいのかもしれませんね(^ ^;)
今回は、美術展作品「春の訪れ」を展示するいい機会にもなったのでした。搬出入はなかなかの手間でしたが…。やはり大きいものがあると人目をひくし、なにより美術展では立ち会うことがないので、お客さまの感想を直接お聞きできるのは大きいなぁ、と思いました。
例年のように人でごった返すほどではなく、と言って閑古鳥が鳴くわけでもなく、お客さまは引きも切らない感じだったので、お店を放り出すわけにもいかず、けっきょく終日真面目に店番したのでした。いえ、本来出展はそうあるべきなのですが…。他の出展の様子を見られなかったのはかなり残念でした(;´∀`)
さてさて、がんばって作った作品ですが、リースを始めいろいろと残っております。Chi・Chiのネットショップ「糸編み花屋」にて販売しようと思いますので、よろしければまたご覧になってくださいませm(_ _)m
今後の予定は、まだ全然未定なのですが、出展はまたできれば、と思っております。
しばらくはのんびりして、自分のためのものなど制作しつつ、新しいことも始められたら…と思っております。
よろしければ、またどうぞご覧になってくださいませ(*^ ^*)
2022/03/13
ミモザの日
だいぶ暖かくなり、春めいてきました。
春の花も、あちこちで咲きはじめているようです。
東京での出展が4月に控えているので、日々制作に励んでいるのですが、ひさしぶりにミモザを作りたくなって、コサージュを制作しました(*^ ^*)
明るい黄いろのミモザの花は、春を告げる花として、イタリアでは女性に贈る習慣があるのだそうです。ミモザの日、3月8日は国際女性デーでもあります。
4月だとちょっと時期を外れてしまうので、ミモザのコサージュは糸編み花屋にて販売しようと思います。
今日13日の夜9時より販売開始の予定です。よろしければ、ぜひご覧になってくださいませm(_ _)m
ミモザの日にちなんで、女性が活躍する物語をご紹介(* ゚∀゚)
「ミシンの見る夢」イタリアの女性作家さんが書いた、1900年ごろのイタリアが舞台のお話です。
年若いお針子さんが主人公で、ドレスや部屋着などさまざまな衣装、100年前のイタリアの風俗が克明に描写され、ミステリー要素もあり、たいへん面白いお話なのですが、読むにつれ彼女の所属する社会に存在する厳格な性差、階級格差が重く心にのしかかります。
生まれもったもの、育った場所、関わった人、自分ではどうにもならないもののせいで、ふるまいかたや選べるものの幅が規定されていく。なんと理不尽なことでしょう。そしてそれは、100年前ほど厳格でないにせよ、今でも確実に存在するのです。
それでも、主人公は持ち前の自立心と向上心で、読み書きを覚え、知らない世界に憧れ、人と関わり、成長して行きます。
主人公はじめ、登場する女性たち、女の子たちはみな、くっきりした意思を持ち、たいへん生き生きと描かれています。…男性はいささか影が薄いようですが…。
わたしも勧めていただいて読んだのですが、とても読みごたえのある本でした。
昔と比べて、世界は良くなっているのでしょうか。
少なくとも、人は生まれもったもので差別されず、最大限尊重され、自分のことは自分で決めて良いとする価値観は、世界の共通認識になりつつあった…ような気がします。
でも、分からなくなってきました。
世界は思うほどグローバル化なんてしていなくて、見ないふりしているだけで分断が進んでいたのかもしれません。
わたしたちは、完全に他者に脅かされずにいることはできません。
人がある価値観を持っているだけで、別の人は脅かされるように思うかもしれません。
絶対に安全が保障されている状態、というのは、他者がいない世界でしかありえないのです。
平和とは結局のところ、他者の存在する不安に耐えることでしか実現されないのかな…と思います。
ここ最近いろいろともの思うことが多かったのでした。
あれこれ考えるわりに、行動に移すことが苦手なわたしなのですが…、何事かしたく思い。
今後しばらく、売り上げの一部をユニセフの募金に寄付させていただくつもりですm(_ _)m
2022/01/22
新春の花のコサージュいろいろ
あけましておめでとうございますm(_ _)m
新年のご挨拶が、ずいぶんと遅くなってしまいました。
気が付くと、1月もあっという間に下旬です…(; ゚∀゚)
Chi・Chiの作り初め、初売りのつもりで、新春の花のコサージュをいろいろ作りました。
水仙、梅、福寿草です。
はじめて作ったものは、じつは一つもないのですが(^ ^;)、編みかたはどれも少しずつ変えています。
しばらく前まで2本取りで編んでいたのですが、1本取りで編むことにしたので…。目が細かく、繊細になっています(* ゚∀゚)
水仙は球根付き。瓶に入れて飾ると、水耕栽培のように見えます(*^ ^*)
梅は、桜より少し濃いくらいの、淡いピンクです。本当はもう少し濃い色で編むつもりだったのですが、以前こんな色の梅を見たのを思い出して。
福寿草は、前にも一度だけ作ったことがあるのです。何年も前だったので、今はそのときよりだいぶ細かくなっています(^ ^;)
糸編み花屋で23日日曜日、夜9時より販売開始の予定です。
ただいま展示中となっております。よろしければ、ぜひご覧になってくださいませm(_ _)m
ほんとうは、去年の振り返りと今年の予定を書こうと思っていたのですが…。
どうも去年一年起こったことを考えていると、あれこれ思うところがあり、文章にまとめることができなかったのです(。-_-。)
今後の方針もありますので、いずれ記事にしたいと思うのですが…。
今年の予定のことですが、去年は思うようにならなかったイベント出展を、今年こそがんばりたいと思い。
オミクロン株で先行きがまた不透明になりましたが、今のところ、春には東京で出展の予定です。
詳しいことは決まり次第、またお知らせいたします(*^ ^*)
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
2021/11/27
藝展出展作品「西への憧れ」できあがりました
このところしばらく取り組んでいた、第三回藝展出展作品「西への憧れ」がついにできあがりました(*^ ^*)
藝展は、京都清水寺の大講堂1階の円通殿にて、12月7日~9日の3日間開催されます。
短い期間ですが、ご都合がよろしければぜひ、ご覧にいらしてくださいませm(_ _)m
今回は、お寺での展示ということで、なんとなく意識したものを作りたいと思い、蓮池をモチーフにした作品を制作したのでした。
蓮は、泥の中から抜きん出て咲く清らかな姿をお釈迦さまに例えることもあり、仏教とかかわりの深い花です。
重なり合った大きな花びらがはなやかで、つぶつぶの花芯も面白く、いつか作りたい花だったのでした。
こうして仏教的なものを意識した作品なので、タイトルの「西」も十万億土の彼方の地、西方浄土のことかと言えば、じつはそういうわけでもなくて。
蓮池も、地面の部分に植わっている花々も、一昨年の冬、出展で訪れた台湾で目にしたものをモチーフにしているのです。
日本を出たのが初めての経験だったので、気候や風土の違いが新鮮で、異国情緒を強く感じたのでした。
気候が違うと生えているものも違い、同じ草花でも、日本では夏の花があちらでは秋冬の花…といった具合で、その違いがとても面白かったのです。
12月だったのに緑豊かで、色鮮やかな花も多く、一年を通して気候が温暖だというのもいいものだなあ、と思ったのでした。
その思いを込めたタイトルなのです(^ ^;)
しかし考えてみれば、仏教も日本より温暖なインドが発祥の地ですし、仏教とともに入ってきた風物もありますので、その時代に仏教を学んだ人々は、真理を追い求めただけでなく異国の風に憧れもしたのではないかな…とも思います。
とは言っても、南国ではないので、12月の気温ではさすがに蓮は見頃ではなかったのでした。
台北植物園の広大な蓮池では、まだ青々とした葉っぱが一面に広がっていて、花盛りのときはどんなに見事だったろうと思わされたものでした。
それで、池一面に咲く蓮をいつか作ってみたい…と思っていたので、今回はとても良い機会だったのです。
ログウッドと苅安で染めた、青緑色の池に、茜で染めた柔らかなピンクの蓮、白い蓮が咲き乱れています。
池の向こうは盛り上がった地面になっていて、山芙蓉の花が花盛りです。
タイワンフヨウというのでしょうか、これも台北植物園で見たものですが、薄紅色の大きな花が咲き乱れてとてもきれいだったのです。つぼみや開きかけた花は色がちょっと濃いところもまた美しくて。
この花を作ってみたい、できれば一枝だけじゃなく花盛りの樹をそのまま作りたい…と思ったので、これも良い機会だったのでした。
蓮の葉っぱには蛙が座っています(*^ ^*)
アマガエルのつもりでしたが、蓮の花と比べるとヒキガエルくらいのサイズですね(; ゚∀゚)
裏側に回らないと良く見えませんが、蜘蛛の巣がかかっていて、大きな蜘蛛がいます。
特に何蜘蛛とも決めず、蜘蛛らしい蜘蛛のつもりで作りました。…ほんとうは、蜘蛛が嫌いなので、詳しく調べるのが苦痛で諦めたのです(^ ^;)
なのになぜ作ったかと言えば、芥川龍之介のせいで蓮池には蜘蛛がいて欲しいような気がしてしまい、つい。
お釈迦さまの蓮池にいる蜘蛛は草食のかわいらしい蜘蛛なのかもしれませんが…。浄土ではなく現世の風景なので、まあ。
蛙も捕食者ですね。そう考えると、御仏の教えからは遠のくような気もしますが、山川草木悉有仏性、とも言いますので現世であっても浄土であっても変わりないような気もします。
日に日に冬に近づいてはおりますが、12月はじめの京都はまだ紅葉も残っているかと思います。
油断大敵ではありますが、状況も落ち着いているようですし…。
よろしければ、ぜひいらしてくださいませ(*^ ^*)