作品ギャラリー
春の訪れ
2021年2月11日~15日、東京の上野の森美術館にて行われる、「第26回 日本の美術 全国選抜作家展」に出品するために制作した作品です。
作るのに半年かかった超大作です(; ´∀`)
ひなげし、すみれ、しろつめくさ、こめつぶつめくさ、おにたびらこ、ありあけすみれ、かきどおし、おおいぬのふぐり、からすのえんどう、ははこぐさ、なずな、たんぽぽ、たちつぼすみれ、ほとけのざ、かたばみ、おおばこ。
16種類の春の野の花をぎゅぎゅっと集めました。
どれも、ほんものになるべく忠実に、細かくていねいに作ったのです。
花びらのもよう、葉っぱのもよう。花から種になる姿の移り変わり。
中央の切り株はプラタナスのつもりです。迷彩模様になった樹皮や、大きくくれたうろのでこぼこなど、はじめて作ったものなので、ずいぶん試行錯誤しました。
ほんとうは、プラタナスにひこばえも作って、切り株にも春が訪れたところを表現したかったのですが…(^ ^;)
はこべも作りたかったなぁ、とか、地面や裏ももう少し何とかしたかったなぁ、とか心残りはいろいろあるのですが、まあ、締め切りまでに完成して良かったです。
このようなご時勢ですが、写真では伝わりきらない、細かい作品なので…。できればぜひ、実物をご覧いただきたいと思いますm(_ _)m
草木染め糸の野の花アクセサリー
アップルミンツのご本のためにレース糸で作った野の花アクセサリーが、我ながらなかなか気に入っていたので、販売用のものも作りたいと思い…。
草木染め糸で作りました。
たんぽぽ、なずな、おおいぬのふぐりのネックレスとピアス。
ひなげし、すみれ、しろつめくさのブレスレットとイヤーカフ。
レース糸のくっきりした色合いも良かったですが、わたしはやはり草木染めの優しい色合いが好きですね(^ ^;)
今回は販売用なので、なずなの花部分だけワイヤーを入れて作ったり、ブレスレットのひなげしのおしべがちゃんと付いていたり(茎がないとおしべを付けるのがたいへん難しいのです)、いろいろとややこしいことをしています。
ふだんワイヤーを使ったコサージュばかり作っているので、いろいろな花を縫い付けて仕上げるはなやかなアクセサリーは新鮮で、作っていて楽しかったのです。…前回作ったものが茶色の木の実ばかりという渋いものだったせいもありますが。
土台のはしごレースも草木染め糸ですが、薄茶色が花の色と合わず、調整が地味にたいへんだったのでした(; ゚∀゚)
たんぽぽ、なずな、おおいぬのふぐりのピアスは、左右非対称のデザイン。
すみれとしろつめくさのイヤーカフ、ひなげしのイヤーカフはそれぞれ片耳用です。
ひなげしのイヤーカフだけワイヤーを使った仕立てです。いつか作ってみたかったものなので…。できて嬉しいです(*^ ^*)
12月の神戸のてづバのために作った作品です。
道ばたの野草リース
道ばたの野草コサージュとお揃いの、7種の野草リースです。
あざみ、かたばみ、はるじおん、おおばこ、はこべ、それにおおいぬのふぐりとあかつめくさ。
これを制作したころ住んでいた辺りでは、ほんとうにいたるところにかたばみとはるじおんとあかつめくさが咲いていて…。
毎日ほんものを眺めながら作ったのでした。
おおいぬのふぐりとはこべは春だけの花ですが、他は秋になっても見られる花たちです。
とは言っても、冬が終わって暖かくなると咲きはじめる印象が強いので、やっぱり春の花という気がするのですが(^ ^;)
ありふれた雑草のような花たちですが、こうして集めると色もかたちもほんとうにさまざまで、にぎやかで楽しいリースになりました(*^ ^*)
これも、9月のてづバに出品した作品です。
道ばたの野草コサージュ
お花屋さんのはなやかな花よりも、道ばたの野の花が好きなChi・Chiですが、好きが嵩じてめだたない地味なものばかりを作ってしまいました。
道ばたの野草シリーズです。
とげとげしいあざみ。道ばたや空き地、いたるところで咲いているはるじおん。地面のあちこちに広がる、かたばみ。雑草中の雑草、おおばこ。
はこべは春の七草ですが、めだたない、小さな白い花を付けます。
どれもかわいらしい花ではないかもしれませんが…。よくよく見ると面白く、それぞれのかわいさがあって、わたしは好きなのです(^ ^;)
なるべくほんものに近づけたいと思い、細かいところまでていねいに、写実的に作りました。
9月のてづバに出品したものです。
早春の花リース
早春の花コサージュとお揃いの、早春の花リース。
地面からにょきにょき出てきたようなつくしがいい感じです(* ゚∀゚)
天ぷらにしたいふきのとう、ごはんに混ぜ込みたいつくし、れんげそうは田植え前に植える花ですし…。なんだか春の味覚を連想させるリースです。菜の花も入れれば良かったかな(^ ^;)
白や淡いピンク、淡い黄緑と、やさしい色合いが春らしい、早春のリースです。